『ミッション:インポッシブル』に感じた、“未知の人々”への静かなミッション

日常の気づき

「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」の中で、
私の心に残るセリフがありました。

それは、
「未知の人々のために」
というセリフです。

そのシーンは、静かに、ゆっくりと、
そして染み入るように、
映し出されていました。

IMFのエージェントである
イーサン・ハントのメンバーのミッションは、
表には出てこない謎の組織から、
人類を守るという壮大なものだと思います。

「何のために、誰のために、自分の命を懸けて、
なんでこんな危険なことをやっているんだ?」
という疑念に答えたかのようなセリフですが、
観ている私も、そう思わない訳では、ありません。
「これは映画だから」と言ってしまえば、
それだけです。

ただ、このセリフのシーンが、
私が記憶してるだけでも、確実に2回はありました。

小さな言動が、まだ会ったことのない誰かへ届くとしたら

そんなに壮大なミッションでなくても、
私自身の些細な言動が「未知の人々」
何かしらの影響を与えていると思うんです。
それは、良いことも悪いことも含めて。

私だけでなく、人間一人ひとりの言動は、
見えないかたちで、いろんな人に
波及しているのではないでしょうか。

“目の前の誰か”だけでなく、
“まだ会ったことのない誰か”を
想像する感性は、やがて大きな繋がりへと
結びついていくような気がします。

そして、日本にはこんな諺があります。

  1. 情けは人のためならず
  2. 陰徳あれば陽報あり(いんとくあればようほうあり)
  3. 袖振り合うも他生の縁
  4. 人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
  5. 徳は孤ならず、必ず隣あり(論語より)

どれも、
「自分の行動がいずれ自分に返ってくる」
ことを教えてくれる言葉ですが、
その過程は、
実感することも可視化することもできません。
でも、想像もつかないくらい
大きな輪になっているのかもしれません。

目には見えなくても、自分の小さな言動が、
とてつもない人の数を巻き込み、
どこかで動いている。
そんなふうに想像してみるのも、悪くないですよね。

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