あらかじめ心を低く置く癖はどこから来たのか?

日常の気づき

前回の記事の続きです。

私は、人と話すとき、自慢にならないように、ちょっと場を和ませたい、共感し合いたい―と
いつも気をつけています。

それは、自分を守るための癖なんです。
あらかじめ心を低く置いておけば、がっかりしない。
誰かに嫌われることもない。

そんな予防線を張るような生き方が、自然と身についてしまったのです。

出すぎないように、という育ち方

「自分らしさ、本当の自分をだしましょう」
とよく聞きますが、本来の自分が、どんな人間なのかよくわからないのです。

思い返せば、私たちは子どもの頃から「謙虚でいなさい」「調子に乗らないように」と
教えられて育ってきました。
自慢は慎むべきこと。謙遜は美徳。
それが日本人の“空気を読む”という文化につながり、
やがて「人と違わないように」自分を控えめに表現する癖を生んでいきました。

その積み重ねが、「期待を口にしない」「傷つかないように言葉を選ぶ」という
防衛的な話し方へと形を変えているのかもしれません。

勝手に流れてくるネガティブな情報

そしてもうひとつ、私たちの心に影響を与えているものがあります。
それは、日々テレビやネットから流れてくる終わりのないネガティブな情報です。

事故、事件、芸能人の不祥事、政治の混乱、物価高騰、老後の不安……
見なくても耳に入ってくるニュースが、
私たちの心を気づかぬうちに、ネガティブにさせているのです。

そんな風潮がある今、私たちはますます心を低く置くようになりました。

そして、ネガティブなことを観ることで、口にすることで
自分自身を安心させているように思います。

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