先日、新しいパートさんが来た。やっと人員の補充をしてくれた。それで、私は朝からどんな人が来るのか楽しみでした。
そんなに深刻じゃなかったのに―ついネガティブなことを言ってしまった
そのことを更衣室で、全く別の部署のパートさんに報告しました。
「プライドが高い人だったら、雑用ばかりとか言わないかな?」
「逆に難しいとか?」
「仕事の内容に不満は出ないかな?」
「こんな話は、聞いていない!って、怒ったりとか?」
ネガティブことばかりを言っていました。
そのことにさえ気づかずに喋っていました。
そしたら、一人のパートさんが
「まぁまぁ、来てみないと分からないから」と言われて、
私は
「そうよね」と言って、喋るのを止めました。
更衣室を出て、一人になった時、
ネガティブなことばかり言っていた私を
諫められたような、
諭されたような気分になりました。
「まぁまぁ、来てみないと分からないから」
本当にその通りで、私自身もそう思っていたのに、
どうして、あんなことばかり言ってしまったんだろう?
特に、不安に思っていた訳ではないのです。
「この職場にとって、良い人がくるといいな」
「とりあえず、人員の補充をしてくれただけでも、ありがたい」
日頃から、ネガティブな言動に気を付けようと思っているのに
なんで、不安な事ばかり羅列してしまったんだろう?
そんなに深刻じゃなかったのに、
ついネガティブなことを言ってしまったのは
なぜだろう??????
期待しすぎてガッカリしたくない
やっと人員補充がされ、これで少しは仕事の量が減る、
と思うと嬉しいのですが、
もし、嫌な人だったら?とか、
もし辞められたらどうしよう?とか
不安に思わない訳ではありません。
それだから、なおのことネガティブなことは考えないように、
今から、そんな先のことを想像してどうなる?と思っていたんです。
でも、ネガティブなことを言ってしまったのは、
「期待しすぎてガッカリしたくない」
「あの秋から冬にかけての忙しさはもう嫌だ」
という思いが、自覚している以上に強かったのだと思いました。
無駄な配慮の癖
いつも更衣室で一緒になるパートさん達。
私が忙しかったことを知っている人たちだから
共感し合いたかっただけなのに。
明るい未来を共に喜んでほしかっただけなのに。
私の話は暗くなってしまいました・・・・。
私が普段から
自慢にならないように気をつけていますが、
「ともに喜んでほしい気持ち」と
この無駄な配慮の癖が混在してしまうと
こういう形で出てきてしまうんですね。
あらかじめ心を低めに置いておこうとする癖
私は、人と話すとき、
「自慢にならないように」
「ちょっと場を和ませたい」
「共感しあいたい」と、いつも気をつけています。
でもそれは、どこかで
自分が傷つく前に心を低く置いておこうとする、
小さな防衛策なのだと思います。
それは、自信のなさからきているのかもしれません。
本当は、もっと素直に期待したり、
思いきり喜んだりしたい。
でも、誰かの心を傷つけないように――
自慢に聞こえないように――
そうやって言葉を選んでしまうのです。
その慎重さが、ときには
私の本当の気持ちや望みを
相手に届けづらくしている気がします。
優先順位がいつも“他人ベース”になってしまい、
自分の感情が奥に埋もれてしまって、
「私は何を伝えたかったんだろう?」と
わからなくなってしまう瞬間があるのです。
今回は、そんなふうに――
一緒に喜んでもらえなかった“損している自分”に気づいた出来事でした。