先日、降り出した雨を見ながら、上司が私にぽつりと呟きました。
「今度から、大雨警報が出たら、保育園に子どもを迎えに行かなきゃいけなくなったのよねぇ」
なんでも、今は大雨警報が出ると保育園が休園になることがあり、保護者はすぐに子どもを迎えに行かなくてはいけないそうです。
「そんなこと、急に言われてもね……」
「お迎えってことは、仕事を早退するってことですよね?」
「……そうなるよね」
有給休暇を取るのも難しい現実
上司は普段から任されている仕事量が多く、有給休暇を取るのは子どもさんの行事くらいです。
それすらも間に合わない時には、土曜出勤までして対応している人です。
それが、今度からは大雨警報でも早退や休暇を取らざるを得ない……となると、
残業か、土曜出勤が増えるかも?と、現実的な悩みが出てきます。
地域の警報頻度を調べてみた
実際に、私たちの住む地域の大雨警報の発令頻度を調べてみました。
※2025年6月24日~7月2日の間に複数回の警報が発令されています。
繁忙期である梅雨や台風シーズンには、月に2〜3回ほどのペースで発令されることもあるそうです(Yahoo!知恵袋情報より)。
思っていたほど頻繁ではなかったので、少し安心しました。
制度はあるなら、代替策も必要
この保育園休園の対応は、全国一律の制度ではなく、自治体や園ごとの判断によって決まります。
もちろん、子どもの安全を最優先にするという考えは理解できます。
でもその裏には、今の世の中の流れから言って、園としての責任回避もあるのかもしれません。
職場としては、理解を示す人も多いと思いますし、同僚として協力する気持ちもあります。
ただ、仕事には「この日までに処理しなければならない」という締め切りがつきもの。
特に、上司しかできない作業が重なると、代わりがいない現実に直面することになります。
上層部の“理解”はあるけれど、“具体策”はない
上層部が、それをどう代替するのかという指示を出してくれる訳ではありません。
課長補佐が、「大丈夫?みんなで手分けしてやってね!」と声を掛ける程度だと思います。
(今までが、そうでしたから)
でも、「じゃあ誰が代わりをするのか」「どう分担するのか」という具体的な指示までは出ないのが現状です。
災害時の代替保育制度もある
上司は、保育園から案内された「災害時 代替保育利用登録申請」を提出する予定だそうです。
この制度を活用すれば、勤務中の急な早退や、まる一日お休みになるような事態を、ある程度減らせるかもしれません。
制度の本当の意味での効果は、「代替策」と一緒にあると感じます。
使える制度が整っていてこそ、働く親の支えになるのだと思います。
最後に
パートの私にできることは、限られているけれど、できる範囲で仕事をカバーしていくつもりです。
そして何より、
大雨警報が出たときに、ワーキングママが「申し訳ない」と思わずにすむ空気をつくること。
せっかくの制度が、誰の負担にもならない、というのは、難しい状況ですが、
これからも職場でできることを見つけていきたいと思っています。