私たち世代が気をつけたい、推し活とネットマナー

推し活

ある日のこと。
娘が、スマホ画面を見ながらこう言いました。
「お母さん、こんな投稿が流れてくるの。
 読んでて、ちょっと気持ち悪いんだよね……」

娘が言うには、あるグループのメンバーに向けて、
明らかに“恋愛妄想”とも取れるような投稿があると。
投稿者は、私と同年代くらいの女性たちです。

流れてきた投稿の内容は、本当に
「キショイ」ものでした。

推し活に年齢の壁はない。でも……

推しがいることは素敵なことです。
年齢なんて関係ない。
心がときめくことは、
生きるエネルギーにもなります。

ただ、SNSという「誰でも見られる場」で、
妄想や恋愛めいた表現、
下ネタ的内容を露骨に投稿することには、
眉をひそめてしまいます。

読む人を不愉快にさせているかもしれません。
(いや、確実に不愉快なんですけど~~~~)

若いファンが感じる違和感

娘の言葉は率直なものでした。

「自分の親世代の女性が、
 自分の子供くらいの年齢のアイドルに
 恋愛のような、取りようによっては
 変態地味てることを書いてるの、
 正直、すっごく気持ち悪いよ」

たとえ表現の自由があっても、
公共の場での発言には、“見る人”の存在を意識したい。
それが、大人としての品格だと思うのです。

デジタルタトゥの時代に

インターネットの記録は、消えることはありません。

今は楽しくても、
投稿者自身の家族の目に触れた時、
知人や友人に知られた時、
その人たちは、どんな気持ちになるでしょうか?
投稿者に、どのように接してくるのでしょうか?

せっかく心から応援しているのなら、
“応援される姿勢”をもって
発信したほうがよいのではないかと思いますが、

こういう記事の内容が好きな人がいるから、
書く人がいるんですよね。
読む人がいるから、書くんですよね。

だから、若い人やそうでない人たちからも
「キショイ」と言われる記事が実在し、
存続し続けるんですよね。

でも、品格ある内容こそが、推しへの礼儀でもあり、
自分自身を守る術になると思うのです。

私たち世代だからこそできること

推し活を楽しむのも、ネットを使うのも自由です。
でも、その中に“美しさ”と“節度”を持っていられたら、
それは何より素敵なことではないでしょうか。

今や、老若男女を問わないネットの世界。
個人の振る舞いは、
ネットの世界で“文化”になります。
大人としての品格を、私たちの世代から、
未来へ届けていきたいものですね。

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