言葉ひとつが制度を腐らせることもある

育児休暇

「また育休取るんだって。ま、あの人仕事できないし」
これは軽口なのか?それとも…?

悪意はなくても、なんて無責任な発言なんだろう
という思いが残りました。

なぜ、人はそんな言葉を口にするのか?

人は、妬み、嫉み、無関心から
他人を手放しで喜んであげることができず
軽口を叩いたりします。

自身の夫が、育児に非協力的だった場合は
尚更だと思います。

また、他人の人生に対して、
評価する側でいることが好きです。

“誰かの言葉”が制度の未来を左右する

制度が使われない本当の理由は、
使いにくい空気ですよね。
・陰で何を言われるかわからない。
・将来に響くかもしれない。
・戻ってきた時、気まずいかもしれない。
・仕事をさせてもらえるだろうか。

女性の育児休暇とは違うという雰囲気がありますからね。

だからこそ、無責任な発言が、育児休暇を取りたいと
思っている人の意思を阻み、沈黙を生んでしまうんです。
その結果“使わないのが正解”という
誤った常識を作っているのではないでしょうか?

無責任な一言が壊すのは、人の選択肢と未来

口にした人にとっては、たった一言だったかもしれません。
話し相手は、たった一人か、数人かもしれません。

でも、それを聞いた人は、その場だけで終わるでしょうか?
自分の身内や知り合いに話すことだってあります。
その一言が、どこかで誰かの人生の選択を
躊躇させる言葉になるかもしれないのです。

無責任な一言が、誰かの選択肢を奪ってはいけません。
素晴らしい制度を一人でも多くの男性が利用するためには、
私たちができる小さな心掛けがあるはずです。

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