ある日曜日の朝、8時半。 まだ一日が始まったばかりなのに、なんだか気分が乗らない。 明日からは5連勤なのだから、せっかくの休みを思いきり楽しみたいのに、行動を起こす気力がぜんぜん湧いてこない。
その理由が、だんだんと見えてきました。
金曜日の帰り際、職員さんとのやり取りが、心に引っかかっていたからだ!
私と比較して言っているのだろうか?
以前のブログ記事でも少し書きましたが、
私はその若い職員さんとは、席移動をきっかけに
少し距離を置いていました。
金曜日のこと。
久しぶりに声をかけてみたら、
新しく入職したパートの男性の
話になりました。
彼が、
私が仮に請け負っていた
仕事を引き継いだので、
彼の仕事ぶりの話になったのです。
彼女はその男性のことを、
すごく褒めていました。
「〇〇さん、すごく仕事
ができるんですよ」
「あの仕事も間違えることなく
処理したんですよ」と。
あの仕事とは、前任者が辞めた後に、
私が引き継いだ仕事のことです。
はっきり分る者もおらず、
手探りの中仕事をしていました。
その時の私と比較して言っているのだろうか?
彼女の意図がわからないので
気にしないようにしていましたが、
妙に心に残ってしまいました。
今更、そんなことを言って何になる?
彼女の言い方が妙に引っかかる
私のこの感情はなんだろう?
夜になってから、
一人静かに考えてみました。
「〇〇さん、すごく仕事ができるんですよ」
という言葉に、「それじゃ、私は?」
人手不足で、ドタバタした中での引継ぎで、
ミスもしたけど、一人でやり通したのに。
「私は、仕事ができないとでも言いたいの?」
あの時の私の努力が軽く見られた。
悔しかった。という感情の反応です。
過ぎたことを考えてしまいましたが、
ふと、
今更、そんなことを言ってなんになるの?
まして、彼女がどんな気持ちで言ったのか、
あれこれ想像しても、それに意味はありません。
私の教え方がうまかったんじゃないのぉ?
それよりも
「私、頑張ったじゃない!
誰にどんな言われ方をされようが、
私はよく頑張った。
だから、新しいパートさんに
仕事をうまく引き継ぐことができた」
「私の教え方がうまかったんじゃないのぉ~~~~~?」
とさえ、思う私が現れました。
私の価値を見つける
このモヤモヤが教えてくれたのは、
私の弱さではなく、
「私は頑張ってきた」という誇りだった
のかもしれません。
ときに、人や出来事が、
こういう形で気づかせてくれる
こともあるのですね。
誰かに認めてほしい。
言葉にしてほしい。
そう思いながら、
私はずっと仕事をしてきました。
でも今回の出来事で、
人の評価に頼らなくても、
外に答えを探さなくても、
ちゃんと自分で、
自分の価値を見つけられた気がします。
「私、よくやってきたよね」
そんなふうに、自分で自分を
褒められるようになった日でした。