ここ最近、備蓄米の話題が大きく賑わっていますね。
米不足だから、備蓄米を放出しているのに、
テレビはまるで、明るい話題を取り上げている
かのようなテンションです。
今日、仕事帰りにお米を買いました。
5㎏で、4,180円。地元のブランド米です。
以前の倍の値段です。
私の実家は農家です。
もう何十年も前の話ですが、
母が
「今度から、米の苗は農協で買わんといかんなった」
と言ったことがありました。
それまでは、秋に獲れた稲を全部精米するのではなく、
次の年の稲作のために、籾を残しておくのです。
そして、春になったら、籾を水に浸け、
苗として育てるのです。
なので、苗代はかかりませんでした。
それが、農協から買わないといけなくなった。
一人一人の農家さんが、
苗を育てるという素晴らしい技術を持っていたのに、
農協は、それを止めさせて、苗代を取ることにしたんです。
減反政策で、田んぼは荒地になったり
転作したり・・・・。
日本の主食って、お米じゃなかったっけ?
24年産のお米はどこにいったのですか?
テレビやネットでは、いろいろ言われていますが、
どれも確信をつくことは言っていないような気がします。
行方を知っている人は、きっといるはずなのに。
最近はそれさえも言わなくなっています。
今の備蓄米の報道を見ていると、
まるで”24年産のお米の行方”をかき消すかのような騒ぎです。
「新米?まぁ、そんな去年のことなんか忘れて忘れて。
高いブランド米より、安い備蓄米があるじゃないですか?
古米、古古米、古古古米・・・・
そのうち何とかしますから~~~」