年末の大掃除で、心と頭の中も一区切りつける

心を軽くする考え方

いよいよ今年も差し迫ってきた。
できたら今日中に大掃除を済ませて、
明日の大みそかは、何も考えずに
新しい年を迎える準備をしたいと思っている。

年末の大掃除は、
ただ家をきれいにするだけの時間ではないのかもしれない。

一年分の心の垢や、頭の中に溜まったホコリ、
雑然と散らかった考えを整理するのにも、
ちょうどいい時期のように感じている。

キッチンの掃除をしながら、
「人間関係も同じだな」と、ふと思った。

大掃除では、
使うもの
迷うもの
今はいらないもの
と考えながら振り分けていく。

人のメンタルも同じで、
一年間考え過ぎてしまった頭の中を
この時期に一度、片付けてみる。

いつも安心できるやり取りは
「使うもの」として残す。
言葉を交わすだけで気持ちが穏やかになる関係は、
これからも大切にしていけばいい。

少し疲れを感じるやり取りは
「迷うもの」に分ける。
嫌いではないけれど、
今の自分には距離が近すぎる関係は、
答えを出さず、心の片隅に置いておく。

無理をして合わせていた気持ちは
「今はいらないもの」として手放す。
誰かのペースに合わせ続けて消耗していた
自分の役割は、
もう片を付けてもよい。

人の心には、
これ以上踏み込まれたくないスペースがある。
それなのに、気づけば自分のキャパシティー以上に
広げてしまうこともある。

頭の中で考え続けるということは、
それを招き入れ続けているということ。
それは、自分をすり減らす行為だ。
そんなことに、これ以上時間を使う必要はない。

だからこそ、体を動かす。

部屋を掃除する。
キッチンの汚れを拭き取る。
調理器具を磨き上げる。
いらない書類や郵便物を捨てる。
もう着ないかもしれない服を手放す。

こうした手の動きが、
頭の中を占領していた思考を
静かに鎮めてくれる。

いつもより丁寧に掃除をすると、
考えごとより先に体の感覚が戻ってきて、
張りつめていた気持ちが、少しゆるむ。

掃除に集中することで、
言葉も自然と減っていく。
頭の中の会話や、
過ぎたことを説明しようとする癖、
答えを出そうとする思考が止まる。

そうすると、
本当に疲れていた場所が
感じられるようになる。

慌ただしい季節だからこそ、
こうした時間が、
自分を優しく労うひとときになる。

大掃除を兼ねて、
心と頭の中も大掃除しよう。
年末で一区切りつけて、
新しい年を迎えたい。

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