私はお菓子作りをするとき、なるべく良い気分で作るようにしています。
なぜなら、お菓子作りは私にとって、ストレス解消の一つだからです。
そして不思議なことに、良い気分で作ったお菓子は、
買ってきたお菓子よりお腹を満たしてくれる気がするのです。
この感覚、実は科学的にも根拠があると知りました。
今回は、お菓子作りが心にもたらす効果と、その理由をお話しします。
お菓子作りは“心のセラピー”
海外の心理学の研究によると、料理やベーキングにはストレスや不安を軽くし、幸福感を高める効果があるそうです。
混ぜる、こねる、泡立てる…そんな反復的な動作は、心を落ち着かせる「マインドフルネス」の一種になるんですよ。
オーブンから広がる甘い香り、ふわっとした生地の手触り、色や形が変わっていく様子に集中することで、自然と「今この瞬間」に心が留まり、気持ちが軽くなるのです。
“小さな創作”がくれる幸福感
アメリカやオーストラリアの研究では、料理やお菓子作りなどの小さな創作活動は、翌日の気分や幸福感を高めることが分かっています。
「美味しそうに焼けた!」という達成感や、誰かに食べてもらう喜びも、その効果を後押ししてくれます。
だから、私がご機嫌でシフォンケーキを作っているとき、その気持ちはきっとケーキにも移って、
食べた人の心までふんわり温かくしてくれる…そんな気がするのです。
良い気分は、お菓子の“隠し味”
節約レシピや時短テクも大切だけれど、私はやっぱり「作るときの気分」も同じくらい大事にしています。
お気に入りの音楽を流しながら、ゆったりとケーキを焼く。
オーブンを覗き込んで、ふくらんでいく生地に「いい感じ♪」と心の中で声をかける。
そんな時間こそが、私にとって、何よりの至福のひと時です。
次にお菓子を作るときは、ぜひ気持ちを整えてから始めてみてください。
「今、この瞬間に集中する」
余計なことは考えずに、心をリセットしてみませんか?