「花の金曜日」、略して「花金」。
今日は金曜日です。あと一日頑張れば、お休みが待っています。
今夜は花金。仕事のことは忘れて、心を思いきり解放してあげましょう。
1980年代半ば頃、多くの企業が週休2日制を導入するようになりました。
これが「花金」という言葉が広まったきっかけです。
それまでは土曜日も午前中は仕事で、午後からがお休み。
このスタイルは「半ドン」と呼ばれていました。
「半ドン」は“半分休日”という意味で、オランダ語の「ドンタク(日曜日・休日)」からきているのは、その時代を知る人なら懐かしいはずです。
思い返せば、半ドンの時代でも、午後になると仕事から解放されて、日曜日に向かう時間にワクワクしたものでした。
やがてライフスタイルや価値観が変化し、半ドンから週休2日制へ。
そして、「花の金曜日」という言葉が生まれていったのです。
私にとって金曜の夜は、一週間を労う時間です。
例え仕事で嫌なことがあっても、「ここからが安息日の始まり」なのですから。
心も体も休め、休日をしっかり味わう。そのスイッチを入れる日が金曜日なのです。
仕事帰りに繁華街へ寄ることもあります。
出ているついでに少し遊んで帰る。お休みの日は、逆に家から出たくなくなるからです。
それに「夜は晩ご飯を作らなくてもいいよ」と、自分に言ってあげられるのも金曜日ならではなのです。
少し遅めに帰宅して、暗い部屋に電気をつける――。
それだけで、ちょっとした非日常を感じられます。
「今夜の晩ご飯はどうしよう」「何時までに何をして」「明日は早起きしなくちゃ」……そんなことを一切気にしなくていい。
この解放感こそ、花の金曜日の醍醐味だと感じています。