上司って、そんなに偉いの?『上司』という幻想が消えた日

心を軽くする考え方

人の心は、思っている以上に影響を受けやすいのではないかと思います。
特に職場では、言葉の強さや態度、役職の肩書きに無意識のうちに引っ張られていると思います。

少し声が大きい人、自信ありげに見える人、判断が早い人。
そういう人たちを、どこか「上にいる人」のように見てしまっています。
下(部下)の人間の根底に「自分は劣っているのではないか」というのがあると、ますますそういう人の前では、委縮してしまいます。

でも最近、ふと気づきました。ふと・・・というか、うすうす気づいてきたと言うか。

3年も働いていると、上司の苦労も、なぜあの強い口調になるのかも理解できるようになります。
上司も、自分が上司という立場を、意識しているのだと思います。
だから、誰かの意見にムキになったり、つい言い方がきつくなったりするのでしょう。

上司と言っても、結局は自分と同じように、悩みながら働いている一人の人間なんですよね。
職場という枠組みの中で役割をこなしているだけであって、本質は私たちと何も変わらない。

表情や態度に余裕があっても、それは「そう見える」個性なんだと。

それに、気づいたら、これまで自分の中で大きく見えていた存在が、スッと同じ目線に降りてきたように感じました。

「神様じゃなかったんだ」って気づくと、心がフラットになりました。

「上司」という言葉の重みが薄れて、「一人の人」として見えるようになりました。
それは、あくまでも心の中でだけですよ。ちゃんと敬っています。

見え方が変わるだけで、心の負担は驚くほど軽くなりました。

人は、見え方の錯覚にずっと惑わされながら生きているのかもしれませんね。
でも、その錯覚から一歩外れたとき、職場はもう少し、生きやすい場所になるような気がします。

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