皆さんの職場のデスクにも、きっと何種類かの付箋紙が入っていることでしょう。
私の引き出しにも、色とりどりの小さな紙たちが並んでいます。
小さいけれど、どれもなかなかの存在感です。
“ちょっと気になること”や“大事な用件”などを、サッと書き留めておくのに、これほど頼れる相棒はいません。
上司への内線メモ、誰かへの伝言、忘れたくない一言――
一日のうちに、どれほど活躍してくれていることでしょうか。
私の隣に座る上司は、非常に忙しく、自分宛ての電話を取るのも儘ならないほどです。
そのため、私が電話を受け、簡単な要件を聞き取り、相手が急いでいるのか、折り返しで良いのかを確認します。
内容が複雑な場合は、裏紙に詳細を書いてお渡ししますし、ときにはPC画面のスクリーンショットを印刷して添えることもあります。
簡単な要件であれば、2.5cm×7.5cmの付箋紙に、相手のお名前・内線番号・「折り返しのお電話をお願いします」と記し、上司が席を外していれば、PC画面の目立つ位置に貼っておきます。
たとえ短時間の離席であっても、私は必ずそうしています。
また、上司が席にいても他の人と会話中であれば、話が終わるまで待って、タイミングを見て渡すようにしています。
この小さな付箋紙メモは、私の“言い忘れ”や“伝え忘れ”を防いでくれる、頼もしい助っ人です。
上司にとっても、「電話をかけたかどうか」の確認になるようで、私が書いた付箋紙は、すぐに破棄せず、しばらく手元に残してくださいます。
もしかすると、私が「信頼されている」と感じられるのは、この小さな紙たちの働きも、少しは関係しているのかもしれません。