シニアは『年齢不問』に、どこまで応えられるか?

定年退職後

退職してから、
「これから何かをしてみたい」という気持ちと、
「年金だけでは生活できない」という現実の間で、
求人情報を見ている。

ハローワークを開いたり、
インディードを眺めたり。
最近では、求人ボックスまで
自動で表示されるようになった。

きっと、私が毎日見ているからだろう。

ゴールデンウィークも明けて、
そろそろ4月入社の人たちが、
「この職場、ちょっと違うかも…」
と思い始める頃かもしれない。

そんなことを考えながら、
「6月頃には、また求人が動き始めるかな」
などと、勝手に予想している。

そんな中、
福祉大学の図書館受付の仕事を見つけた。

私は昔から、
図書館のような静かな場所で
働いてみたいと思っていた。

本に囲まれた空間。
落ち着いた空気。
静かに人を迎える受付。

求人画面を見ながら、
「こういう場所、いいなぁ」
と、心が動いた。

仕事内容も、
そこまで難しそうではない。

図書館司書の資格も必要ない。
年齢不問。
簡単なパソコン操作ができればよい。

でも、勤務時間を見ると、
朝8時半から夕方5時半。
さらに、土曜・日曜勤務もある。

もし、
週4日くらいで、
朝9時から夕方4時くらいまでだったら、
私にはちょうどいいのになぁ…。

そんなことを思ってしまう。

「出勤日や時間は応相談」
とは書いてある。

でも、最初の面接で、
そうそう自分の希望ばかりを
並べられるものではない。

図書館司書の資格もない。
図書館勤務の経験もない。
そして私は、
定年退職を終えたばかりの人間である。

そんな人が、最初の面接で、

「週4日で」
「土日は難しくて」
「夕方までで」

などと条件ばかり並べたら、
採用する側から見れば、
正直、使いづらいだろうなと思う。

それに、事業主側からすれば、
たとえ「年齢不問」と書いてあっても、

「これから先、どれくらい働いてくれるか」

同じ条件なら、
年齢が若くて、フルタイムで、
柔軟に働ける人を採用したいと思うのも、
当然なことだと思う。

それにしても最近、
求人情報を見ていると、
以前より「年齢不問」という文字を
本当によく見かけるようになった。

少し前までは、
「○歳まで」
と書かれている求人が多かった。

でも今は、
「ミドル・シニア活躍中」
と書かれていたりする。

調べてみると、
日本では以前より、

「年齢だけを理由に、
求人を制限しないようにしましょう」
という流れになっているらしい。

だから最近は、
「年齢不問」という求人が
増えているんだと納得した。

もちろん実際には、
体力や勤務時間、
パソコン作業、
シフト対応など、
年齢以外の部分も見られるのだと思う。

それでも、
私くらいの年齢になると、
「もう応募しても無理かな」
と、最初から諦めてしまいそうになる時がある。

だから、
「年齢不問」という言葉を見ると、ホッとする。

たぶん今、
私と同じように、
「これから、どう働こう」
「私が働けるところはあるかしら?」
と考えているシニア世代は、たくさんいると思う。

年金だけでは不安。
でも、若い頃みたいには働けない。
今求められているスキルはない。
体力も違う。
無理をすると、身体に出る。

だからこそ、「どこで働くか」だけではなく、
「どう働きたいか」を考えるようになる。

収入も大事。
でも、それだけではない。

これから先、
無理をしすぎず、
ちゃんと暮らしていける働き方を、
私もまだ模索している途中である。

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