以前、更衣室で韓国ドラマの話で
盛り上がっていたことがありました。
パートさん二人が楽しそうに
「今、韓国ドラマの○○に、はまっているんですよ。
もう、途中で止められなくて、
もう一話、もう一話って見てしまって・・・」
「あ~、わかるわかる~」
そんな会話が続いていました。
その時私は、聞かれたわけでもないのに、
「韓国ドラマって辛い場面が多くて、
最後まで観られないのよ~」
私もその会話の輪に入りたくなって、
つい、自分の思っていたことを口にした。
ところが、
その場の空気が静かになってしまった。
その二人に何か言われたわけではないけれど
「あれ?今のは余計だったかな」
そんな気まずい気持ちが残りました。
あの時、二人が話していたのは、
韓国ドラマの良し悪しではなく、
「韓国ドラマって面白いよね」
という共感の時間だったのに。
『私は最後まで観られない』と言ってしまったことで、
楽しい話を別方向へ曲げてしまった形になった。
私は、会話の目的を読み違えてしまいました。
あとから考えると、お喋りにも種類がありますよね。
情報交換なら、
「韓国ドラマは辛い場面が多いよね」
という意見も自然です。
でも、気分を共有している会話なら、
「わかる、止まらなくなるよね」
「そんなに面白いの?」
「どんなところにハマったの?」
の方が流れに合います。
更衣室の二人は、ドラマを分析していたのではなく、
楽しい気分を分かち合っていた。
そこへ分析や否定寄りの感想が入ってしまった。
もちろん、その時の私は、悪気があったわけではありません。
実際にそう感じていたことを、ただ口にしただけでした。
自分の感想を言うこと自体は悪いことではありません。
けれど、相手が楽しんで話している時に、
いきなり反対方向の感想を出すと、
相手は「否定された」と感じることがあります。
でも、もう少し言い方を変えれば、
自分の感想を言いながらも、
相手の楽しい気持ちを邪魔せずに済んだのに。
人は誰でも、悪気なく水を差してしまうことがあります。
相手を否定するつもりはなくても、
自分の感想を出すタイミングや角度を間違えると、
相手を寂しい気持ちにさせてしまうことがある。
自分の正直な気持ちを言う前に、
相手が今、どんな気持ちで話しているのかを考える。
そんな小さな間があるだけで、
会話はずいぶん違ってくるんですよね。
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